お客様の声インタビュー 株式会社NISHIHARA | 株式会社藤田電機製作所 光学機器ブランドサイト
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VOICE

お客様の声

OVERVIEW

千葉県柏市に本社を置く株式会社NISHIHARA。
レーザ加工モニタリング技術を主に自由な発想と先端技術を融合し、品格ある物作りを次世代へ受け継いでいます。
レーザ溶接時の検査工程効率化や溶接品質の歩留まり向上など、レーザ加工検査分野で活躍の場を広げていますが、藤田電機の製品はどのように使用しているのでしょうか。

代表取締役の中山孝良さん、開発部の村田真吾さん、加藤優翔さん、営業部の大宮隆大さんにお話を伺いました。

 

― 左から村田さん・中山さん・加藤さん・大宮さん ―

 
 

NISHIHARAさんの社名は以前、漢字でしたよね。

 

 中山 そうですね。スタートは「西原電子」でマイクロコンピュータのハードやソフトの設計を行っていました。OEM的な開発請負が多かったのですが、2005年にレーザ溶接技術関連の製品開発を始めたことにより、自社のレーザ製品に「電子」という言葉が合わなくなってきたので、2017年の会社移転を機に登記や住所を変更するなら社名も時代にあったものにしようといった経緯になります。

 

どういった製品を取り扱っているのでしょうか。

 

 大宮 当社はレーザ溶接の周辺機器や回路設計などの専門分野に特化しています。製造販売が中心ですが、研究実績としても大阪大学さん、千葉大学さん、国立研究開発法人産業技術総合研究所さんなどと共同開発を行っています。その背景からNISHIHARAのモニタリング製品が生まれてきました。

 

モニタリング製品とはどのようなものなのでしょうか。

 

大宮 レーザ溶接における良否判定や保護ガラスの汚れ具合を数値化できるものです。例えばこの「ウェルドレコーダ」はレーザ溶接時の熱放射光測定と高速度カメラ撮影を同時に行うことが出来、この同軸集光カメラユニットに藤田電機さんのフィルタ切り替えユニットを使用しています。

 

NISHIHARA_interview3

 

溶接と聞くと火花などから顔を守るため手持面をつけて行うイメージがあります。

 

村田 通常の溶接とは異なり、レーザ溶接機は薄い金属板などに適しています。高速かつ一瞬で溶接が出来るので、部材に余計な熱が入らず、ひずみが少ない利点があります。精密微細部品、リチウムイオン電池、車載バッテリー、電子部品といったものに使用されていますね。
 
レーザの共振器を製造しているメーカーさんは必ず共振器の中にシャッターが入っています。アルミ羽でON/OFFをするのですが、大概のメーカーは自分たちでそのシャッターを作り、耐久テストを重ねています。藤田電機さんのシャッターをもっと早く知っていれば様々な製品に展開できたかもしれません。

 
 

弊社の製品を知るに至ったきっかけを教えてください。

 

村田 2014年の秋ごろに公的な研究機関から高感度センサーの開発依頼がありました。非常に高感度のセンサーを求めていたので可視光を含めた目に見えるような強度の光を向けてしまうとセンサーが傷んじゃうんですね。微弱光測定に使用しない時は常にシャッターを閉じておく必要がありまして、そういう製品が弊社にはないので作らないといけない話になりました。
 
いざ作るとなるとこれが大変でして、その当時お付き合いのあった取引先様に何気なく相談したら藤田電機さんを紹介して頂きました。

 

NISHIHARA_interview4

 

その当時、藤田電機以外でも検討されている会社様はありましたか。

 

村田 いえ、異業種の情報は、とるのが難しいのが現状です。ちょうど2枚羽アイリスをご紹介して頂き、パッと見た瞬間これならすぐに使えるなと思いました。藤田電機さんの製品を知らなかったら、もっと開発に時間が掛かっていたかもしれません。
 
試作時にステッピングモーターを使って羽が途中で止められるタイプがあったのですが、本当はそれが一番良かったですね。

 

ステッピングモーター入手の関係で諦めてしまったのですが、羽が途中で止められるタイプの用途はありますか。

 

村田 それがあるんですよ(笑)実は一番やりたかったことですね。
センサーの適応性を広げるために絞りによって露光量を調節したい場面があるのです。
また今はフィルタが固定なので波長ごとにセンサーをつけていきます。2波長なら2つ必要です。結局、波長が違うのでいくつもつけないといけない。それが1個で波長を切り替えながらできれば、もっと需要は増えると思います。

 

加藤 フィルタの枚数が2種類あるのですが、特注になるとフィルタの枚数が増えることがあります。そのような時に複数のフィルタを切り替えることができるユニットがあると助かりますね。

 

製作の実績はございますので是非、ご相談させてください。

 

加藤 そうですね。また専門的なお話になりそうですが、お願いします。

 
 

NISHIHARA_soft

 

先程、ご紹介して頂いたレーザ溶接モニタと接続する集光ユニットの特徴を教えてください。

 

大宮 集光ユニットで測定したレーザ溶接時の溶融部から発生する熱放射光、レーザ反射光、プルーム光溶接部の状態をモニタリングできるものです。しきい値を設定することにより、溶接不具合をリアルタイムで検出できます。また、集光ユニットは外部・同軸タイプから選択でき、測定結果を基にレーザ装置へ出力をフィードバックし、溶接不具合の抑制を行うことも可能です。

 

溶接時の状態を数値の他、モニタの波形で分かるのは便利ですね。最近、展示会やニュースでレーザとAIの組み合わせをよく見かけますが、溶接も自動化される動きはあるのでしょうか。

 

中山 実際、レーザとAIの技術は海外では非常に進んでおります。ですが、課題もあり、データがそれほど蓄積されていません。データがない環境下でAIを導入しても意味がないので画像や音声も含めデータ取りには時間が掛かると思われます。

 

なるほど。多種多様なテクノロジーだからこそ、AIの意味や実用性をきちんと定義し、ビジネスに活かしていきたいですね。NISHIHARAさんのご希望に添えるよう既製品はもちろんのこと、カスタマイズも柔軟にご対応させて頂きたいと思います。本日はありがとうございました。

 

全員 ありがとうございました。

 


 

< 会社概要 >

 

株式会社 NISHIHARA (NISHIHARA Co.,Ltd. )

千葉県柏市西原6-8-30

https://nishihara2017.co.jp/

 


 

< インタビュー後記 >

 

NISHIHARA様の開発・製造事業部は東大柏ベンチャープラザ内にあります。
「柏の葉国際キャンパスタウン」から世界へをスローガンにし、世界最先端の“知”の集積を活かし、新事業の創出をしております。

 

実際、訪れると豊かな自然に囲まれており、とても静かです。これは研究・開発に集中できる良い環境だなと感じました。

 

NISHIHARA_interview5 

― 東京大学 柏キャンパスにて ―