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2022.08.31

ガルバノメータは弊社創業時(1929年)からの製品

analog

ガルバノメータ(galvanometer)は、「検流計」と訳されます。最もよく知られ、使用されている検流計は、メータ型(可動コイル形指示計器)と呼ばれるアナログの測定器(アナログメーター)です。

ガルバノメータの由来は、カエルに電気火花を当てて筋肉が痙攣することを発見したイタリアの医師ルイージ・ガルヴァーニ(Luigi Galvani)から名付けられたと言われています。

世にある一般的なアナログメータを想像して頂ければと思いますが、ガルバノメータは可動コイルに電流を流すと電流の大きさにより左から右に指針が動きます。これはいわゆる、フレミングの左手の法則に基づく動作になります。

アナログ測定器は、弊社昭和4年(1929年)創業時からの祖業となる製品になりますが、この長年に渡り蓄積してきた技術を活用し、後に製品展開したものが、弊社のフィルタ切替ユニット/オートアイリス/シャッターユニット等のアクチェーター製品です。

これら製品はアナログ測定器の指針が左から右へ動く原理を応用し、フィルタを上下左右に動かしたり、羽根を開閉させたりする動作をします。


これまで弊社アクチェーター製品は主に監視カメラといった光学製品に使用されてきましたが、近年では家電製品、計測器、産業機器といった新しい分野でシャッターユニットとして利用される機会も増えてきました。

尚、このシャッターユニットについては、また別の機会で詳細をお話させて頂きたいと思います。

さて、次回は弊社アクチュエーター製品を説明する上で重要な前提知識となる、「光の波長」について説明させて頂きたいと思います。